布団の黒い点はカビかダニか|見分け方と今日やる対処

カテゴリ: 寝具の手入れ

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安全に関する注意

塩素系のカビ取り剤と酸性洗剤を混ぜると有害な塩素ガスが発生します。絶対に混ぜないでください。作業時は換気し、手袋を使ってください。

目次
  1. 見分け方
  2. 今日やること(3ステップ)
  3. これで解決しない場合
  4. 再発を止める条件は「湿度」

布団の黒い点は、カビであることが多いです。

「ダニでは」と不安になりますが、寝具にいるダニは体長0.3〜0.6mmで、東京都の指針も「普通、肉眼では見えません」としています。目で見える黒い点は、ダニ本体ではありません。

寝具がカビやすいこと自体は、公的にも指摘されています。北九州市は、カビが発生しやすい場所として畳・押し入れなどと並べて「寝具類」を挙げています

見分け方

黒い点を、乾いた布で軽くこすってみてください。このとき掃除機は使わないでください(理由は次の章)。

  • 生地に染み込んでいて、こすっても取れないカビです。点状に散らばって広がるのが特徴です
  • 黒〜茶色の小さな粒で、払うと取れる → カビではなく、虫のフンなど別の原因があります。ベッドの縫い目やフレームの隙間を明るい場所で確認し、虫が見つかれば駆除の専門業者に頼むのが確実で早い道です。それまで寝具を他の部屋へ持ち出さないのが、広げないコツです

今日やること(3ステップ)

厚生労働省が示しているカビ駆除の基本4カ条は、除去 → 乾燥 → 消毒 → 乾燥の順です。これを寝具に当てはめます。

  1. 範囲を確認する。 布団やマットレスの裏面、特に床やベッドに接している側を見ます。あとで比べられるよう写真を撮っておきます。東京都も「壁面に沿って置かれたベッドの裏や、通風の悪いベッドの下などにカビが発生します」と指摘しています。
  2. 掃除機で吸わずに、拭き取る。 カビに掃除機をかけると胞子をまき散らします。北九州市は「乾いた布で拭いたり、掃除機をかけたりするとカビの胞子をまき散らすことになるので注意してください」としています。湿らせた布で、こすらず押さえるように取り除きます。
  3. とにかく乾かす。 厚労省の4カ条は消毒のあとにも乾燥を置き、「乾燥しないとすぐカビが復活します!」と明記しています。風を通し、扇風機を当てるのが確実です。

消毒用エタノールなどの薬剤を使う場合は、換気と手袋が必要です。ただし寝具そのものへの薬剤使用を推奨した公的資料は見当たりませんでした。 布団に対しては、拭き取りと乾燥、そして次の丸洗いまでが公的に確認できる範囲です。

今夜は、その面を避けて寝てください(裏返す・シーツを替える)。続きは明日の乾いた時間帯で大丈夫です。

これで解決しない場合

中綿まで黒く、裏まで抜けている・広範囲のとき — 拭き取りより、丸洗い(クリーニング)か買い替えで解決する段階です。迷ったら、その布団の購入価格と丸洗いの料金を比べてください。丸洗いのほうが高くつきそうなら、買い替えが早い、が目安です。

朝起きると体がかゆい日が続くとき — カビと合わせてダニ対策を始める段階です。効果が実測されている順番はダニ対策の優先順位にまとめています(高密度織物のカバーは、回収されるアレルゲンを1/100〜1/1000に減らすと報告されています)。

床に直接布団を敷いているとき — 東京都は湿気対策として「押し入れにはスノコを敷き」「空気の通り道を作りましょう」としています。布団も同じで、接地面に風が通らないことが再発の条件になります。毎朝立てかけて風を通すだけでも変わります。立てかける場所や時間が取れない場合は、布団の下に敷く除湿シートという方法があります。

再発を止める条件は「湿度」

カビが好むのは高い湿度です。北九州市は最適繁殖条件を「温度20〜30℃、湿度80%以上」としています。京都市も「湿度は60%を超えないようにしましょう」と呼びかけています。

東京都の指針は、寝具に近い言い方をしています。

ダニ、カビは湿度の高い環境を好む性質があります。室内、特に壁や床に近い場所の湿度を60%以下にし、アレルゲンとなるダニやカビを増やさないようにしましょう。

湿度計を1つ置くことが、いちばん安い再発防止策です。 ほかの手入れは「寝具の手入れ」の一覧にあります。