シーツはどのくらいで洗うか|宿に定められた「3日に1回」から考える

カテゴリ: 寝具の手入れ

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目次
  1. 国が宿に定めている数字
  2. 意外なのは、パジャマのほうが短いこと
  3. 3日でなにが溜まるのか
  4. 洗う日は、掃除機をかけられる日でもあります
  5. 洗う回数を増やせないとき
  6. 洗えないもの、干せないもの

迷ったら3日に1回です。 家庭のシーツに公的な決まりはありませんが、同じ人が使い続ける寝具については、国が宿泊施設に下限を定めています。

国が宿に定めている数字

厚生労働省の「旅館業における衛生等管理要領」は、寝具の管理をこう定めています。

寝衣、敷布又はシーツ、布団カバー、枕カバー、包布等直接人に接触するものは、宿泊者1人ごとに洗濯したものと取り替えること。 なお、同一の宿泊者にあっては、寝衣は毎日、その他のものにあっては3日に1回は少なくとも取り替えること。

注目してほしいのは後半の「同一の宿泊者にあっては」です。同じ人が続けて同じ寝具を使う状態を指しています。自宅は、まさにこれにあたります。

読み替えるとこうなります。

もの 要領が定める下限
シーツ・敷布 3日に1回
布団カバー・枕カバー 3日に1回
寝衣(パジャマ) 毎日

この要領は宿泊施設に向けたもので、家庭に義務はありません。 ただ、同じ人が使い続ける寝具について国が置いた数字はここにしかありません。目安として借りられます。

意外なのは、パジャマのほうが短いこと

この要領のなかで「毎日」とされているのは、寝衣だけです。シーツより短く設定されています。

シーツを週末にまとめて洗っている人は多いと思います。もし洗濯の手を増やせないなら、先に見直す価値があるのはパジャマのほう、ということになります。1枚あたりの洗濯の負担も、シーツよりずっと軽く済みます。

要領は理由を書いていないので、なぜ寝衣だけ毎日なのかまでは書かれた根拠がありません。ただ、下限として置かれている順序はこのとおりです。

3日でなにが溜まるのか

汗と皮脂、それにはがれ落ちた皮膚です。これがダニの餌になります。

大阪府の保健所は、ダニが増える条件をこう示しています。

温度20から30℃、湿度60から80%の環境で繁殖します。

寝床の中は、この範囲に入りやすい場所です。人が入っていれば温度は保たれ、寝ているあいだの湿気は敷布団のほうへ移っていきます。湿度のほうを下げる手順は布団の下の湿気対策にまとめています。

洗う日は、掃除機をかけられる日でもあります

洗濯だけで寝具が片づくわけではありません。同じ大阪府の資料は、こうも書いています。

寝具類も干してたたくだけでは、ダニは除去できません。

厚生労働省が示している手順は、カバーを外して寝具そのものに直接掃除機をかけるというものです。

週に1回以上、家族全員の寝具カバーをはずして寝具そのものに直接掃除機をかける

つまり、カバーを外した日は、いちばん掃除機をかけやすい日です。洗濯機を回しているあいだに済ませられます。かける時間の目安は、大阪府が「週に1回を目標に、布団1枚約1分30秒かけましょう」としています。

どの手当てがどれだけ減らすのかを並べて比べたい場合は、布団のダニ対策の優先順位に数字でまとめてあります。

洗う回数を増やせないとき

洗濯の回数を増やすかわりに、通さないほうで対処する方法があります。厚生労働省の同じ資料が、寝室の対策として並べているのがこれです。

高密度線維でできた布団・枕カバーを使用

生地の目の細かさでダニを通しにくくするカバーです。薬剤を使わないので、洗って繰り返し使えます。掛け布団・敷き布団・枕を同じシリーズで揃えられるものなら、サイズ合わせで迷いません。

洗えないもの、干せないもの

枕そのものや敷布団は、シーツと同じ間隔では洗えません。