体がかゆくて目が覚めるとき|まず刺し跡があるかを見る

カテゴリ: 夜中に目が覚める

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目次
  1. 布団にいちばん多いダニは、人を刺しません
  2. 刺し跡があるとき
  3. 刺し跡がないとき
  4. 今夜、その場でできること
  5. 明日以降にできること
  6. これで解決しない場合

まず、かゆいところに刺し跡があるかを見てください。 あるかないかで、手当てする先が変わります。

布団にいちばん多いダニは、人を刺しません

意外に思われるかもしれませんが、寝具にたくさんいるダニは刺しません。愛知県の保健所は、こう書いています。

刺さないダニの代表が「チリダニ」です

チリダニ(ヒョウヒダニ)は、フンや死がいがアレルギーの原因になるダニです。咬んだり刺したりはしません。

つまり「布団のダニに刺された」と感じているとき、犯人はチリダニではありません。

刺し跡があるとき

人を刺す屋内のダニは、主に2種類です。

ツメダニ。 畳やカーペットに潜んでいます。刺されかたには特徴があります。

脇の下や太股などのやわらかいところを好んで刺す。かゆいところが赤くはれて固くなり1週間くらいかゆみが続く。

ここに、この記事でいちばん伝えたいことがあります。ツメダニは、刺さないダニを餌にしています。 東京都は「畳に潜んでおり普段はチリダニなどを食べています」とし、埼玉県も「屋内でヒョウヒダニ類やチャタテムシやコナダニ類を摂食」すると書いています。人を刺すのは「人の皮膚に触れると偶発的に刺し」た結果です。

だから、チリダニを減らすことが、そのまま刺され対策になります。 別々の問題に見えて、手当てする場所は同じです。

イエダニ。 こちらは出どころが違います。

ネズミにつくダニであり、ネズミが死んだり、巣を移動したときに巣からはい出してヒトを刺し吸血する。

天井裏の物音など、ネズミの気配に心当たりがあるなら、寝具の手入れだけでは終わりません。ネズミのほうの対処が必要になります。

なお、刺し跡から虫を決めるのは専門家でも難しいとされています。ここでの見分けは「寝具側を手当てすべきか」を決めるためのもので、診断ではありません。

刺し跡がないとき

赤い点や腫れがなく、かゆいだけなら、汗と湿気のほうを先に疑えます。

大阪府は、ダニが増える条件をこう示しています。

温度20から30℃、湿度60から80%の環境で繁殖します。

寝床の中は、この範囲にいちばん入りやすい場所です。 人が入っていれば温度は保たれ、寝ているあいだの湿気は寝具へ移っていきます。

今夜、その場でできること

夜中に起き上がる必要はありません。ここまでで十分です。

① 掛け布団を1枚減らす。 寝床の中の温度と湿度を下げます。暑さと汗が引けば、かゆみが落ち着くことがあります。

② 替えがあるならシーツを替える。 替えがなければ、明日で大丈夫です。

③ 掻かずに、冷やす。 掻くと広がります。

④ 掃除機は明日にする。 夜中に音は出せません。数を減らせるのは掃除機のほうですが、今夜でなくてかまいません。

明日以降にできること

寝具側の手当ては、どれをやると何がどれだけ減るのかが数字で分かっています。布団のダニ対策の優先順位に、湿度・カバー・丸洗い・掃除機の順で並べました。

シーツやカバーをどのくらいの間隔で替えるかは、シーツはどのくらいで洗うかにまとめています。

寝床の湿気そのものを逃がす手順は布団の下の湿気対策です。

これで解決しない場合

かゆみの正体をいちばん早く確かめられるのは皮膚科です。次のようなときは、寝具を手当てするより先に受診したほうが早く片づきます。

  • かゆみが1週間以上続いている
  • 寝具を替えても、範囲が広がっていく
  • 家族のなかで、自分だけに出ている(あるいは自分だけに出ていない)

かゆみで眠れない日が続いているなら、医療機関に頼る4つのサインも見ておいてください。