今夜は、バスタオルを丸めて枕の両脇に置いてください。 ずれる先をふさぐだけで止まります。
今夜できること
① バスタオルを2本、細長く丸めて枕の左右に置く。 枕と同じくらいの高さになるように太さを調整します。頭が横に流れても、そこで止まります。
② 枕の下端をシーツで押さえる。 枕の手前側をシーツの下に少し差し込むと、上下方向のずれが減ります。
③ 明日でいいこと。 枕カバーを、生地の目が粗くて滑りにくいものに替えると戻りにくくなります。今夜は①だけで足ります。
起き上がる必要はありません。手の届く範囲にタオルがあれば、それで済みます。
ずれるのは、横を向いたときです
一晩の寝姿勢を10秒ごとに測った実験があります。健康な女性8人が、23時から翌朝7時まで眠ったものです。
結果は、仰向けが最も多く約6割。次いで横向き、そして体がねじれた姿勢でした。
つまり、夜のうち4割ほどは仰向けではありません。 枕は仰向けに寝た状態で合わせることが多いのですが、頭が枕から外れるのは残りの4割のほうで起きています。
横を向くと、首から肩までの距離のぶん、必要な高さも変わります。仰向けで合わせた枕が横向きで低すぎると、頭は落ち着き先を探して動きます。 その動きが「ずれ」として出ます。
「大きい枕にすれば解決」とは言い切れません
よく「幅60cm以上あれば頭が落ちない」と書かれています。ただし、枕の大きさについて公的な基準は見つかりません。 高さの決め方も同じで、体格から計算で出せるものではないことが分かっています。詳しくは枕の高さの合わせ方にまとめました。
だから、買い替えを今夜決める必要はありません。 タオルで両脇を埋めるのは、大きい枕を試しているのと近いことをしています。それで朝まで持つなら、その方向が合っているという確認になります。
明日以降にできること
タオルでずれが止まったなら、次は高さのほうです。横向きになったときに、首から背骨までが一直線になるかを見ます。手順は枕の高さの合わせ方にあります。
朝起きたときに首や肩が痛むなら、そちらから確かめるほうが早いこともあります。朝、首や肩がつらいときを見てください。
寝返りそのものが打ちにくいと感じているなら、原因は枕ではなく敷いているものかもしれません。寝返りが打ちにくいと感じるときで切り分けられます。
関連する記事
-
枕が高いと感じた夜の応急処置|バスタオル1枚で高さを合わせる
枕が高くて眠れない夜は、枕をいったん外し、バスタオルを折った即席の枕で高さを合わせるのが早い方法です。眠りやすかったタオルの高さは、そのままよく眠れる枕を選ぶ基準になります。
-
マットレスが硬すぎると感じる夜に|上に1枚足して沈み込みを作る
硬さは変えられませんが、沈み込みは上から足せます。240人を対象にした調査で寝心地に関わっていたのは硬さそのものではなく沈み込みでした。今夜すぐできる手当てと、明日以降の判断材料をまとめます。
-
寝返りの回数には大きな個人差があり、一晩6回から88回まで報告されています。多い少ないより、返りにくさのほうが問題です。寝返りしにくい寝床では睡眠前半の覚醒が増えたという研究もあります。