寝具にお金をかける順番|数字がはっきりしているものから

カテゴリ: 寝具の手入れ

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目次
  1. 根拠の強さで並べると、こうなります
  2. 0円でできることが、いちばん上に来ます
  3. 買うなら、いちばん確かなのはカバーです
  4. その次が、布団の丸洗いです
  5. ここから先は、数値では決まりません
  6. 高いものは、返せるかどうかも見る
  7. 順番を飛ばしていい場合

迷ったら、湿度計と防ダニカバーからです。 根拠のはっきりしている順に並べると、費用の安いものが上に来ます。

根拠の強さで並べると、こうなります

このサイトで一次資料を当たってきた記事から、何がどれだけ変わると分かっているかだけを抜き出して並べました。

手当て 費用の目安 分かっている数字 詳しく
湿度を下げる 湿度計千円前後 ダニは湿度50%以下では増えられない ダニ対策の優先順位
高密度織物のカバー 数千円〜 回収アレルゲンが1/100〜1/1000 同上
布団の丸洗い 1枚8,250〜13,640円 回収アレルゲンが1/10〜1/100 クリーニングの相場
掃除機をかける 0円 半分に。1m²あたり20秒以上 ダニ対策の優先順位
数千円〜1万円台 高さの正解値は体格から決まらない 枕の高さの合わせ方
遮光カーテン 1万円前後 1級の中にA++〜Cの5段階。目視判定 遮光カーテンの等級
マットレス 数万円〜 「ちょうどよい硬さ」の数値はない へたりの判定
光目覚まし 1〜2万円 起床時の眠気は軽くなったが体内時計は動かず 光目覚ましの選び方
睡眠計測リング 2万円〜 眠れずに横になっていた時間を睡眠と数えやすい 数値で見るときに分かること

費用が上がるほど、選ぶための数字が曖昧になっていきます。

安い順にすすめているのではありません。確かめられている順に並べたら、結果としてこうなったというだけです。

0円でできることが、いちばん上に来ます

買う前に済むものから書きます。

① 湿度を下げる。 ダニは湿度50%以下では増えられず、カビは60%以下で増えにくくなります。窓を開ける、除湿する、布団を床から離す。ここは費用がかかりません。湿度計は千円台のもので足ります。窓際とエアコンの風下だけは外して置いてください。

② 布団を床から離す。 環境再生保全機構は「ベッドや布団の高さを床から30cm以上離す」を挙げています。ベッドがあるなら、それだけで済んでいます。

③ カバーを外して掃除機をかける。 厚生労働省の手順は「週に1回以上、家族全員の寝具カバーをはずして寝具そのものに直接掃除機をかける」です。時間の目安は布団1枚あたり約1分30秒(大阪府)。

④ 寝床に入る時刻を早めない。 いつも寝ている時刻の2〜3時間前は、一日でいちばん寝つきにくい時間帯です(布団に入ると目が冴えるとき)。

このうち①〜③をやらずに寝具を買い替えると、買ったものの上で同じことが起こります。

買うなら、いちばん確かなのはカバーです

数字の大きさで言えば、ここが最大です。相模原病院の報告によれば、高密度織物のカバーをかけると掃除機で回収されるアレルゲン量が、かけないときに比べて1/100から1/1000に減ります。 1年半使ったカバーでも機能を保っていた、とされています。

厚生労働省の資料も、寝室の対策として「高密度線維でできた布団・枕カバーを使用」を挙げています。環境再生保全機構も「ダニの通過を阻止する高密度繊維の防ダニカバー、防ダニシーツの使用が推奨されています」と明記しています。

薬剤ではなく生地の目の細かさで通しにくくするので、洗って繰り返し使えます。 数千円で、根拠のいちばんはっきりした手当てが買えます。

その次が、布団の丸洗いです

丸洗いは、回収アレルゲンを1/10〜1/100に減らします。カバーには一歩およびませんが、すでに溜まっているものを落とすという点でカバーとは役割が違います。

費用は掛け布団1枚で8,250〜13,640円。2枚パックにすると1枚あたり5,200〜7,700円まで下がります。 家族の布団をまとめて出すと単価が下がる、というのが各社に共通する料金の作り方です。

内訳と会社ごとの比較は布団クリーニングの相場にまとめました。

ここから先は、数値では決まりません

枕・マットレス・カーテンには、選ぶための公的な基準そのものが存在しません。

  • 枕の高さは、体格からは予測できないことが研究で分かっています。壁で測る方法にも学術的な裏づけがありません
  • マットレスの硬さは、「ちょうどよい値」が決められていません。240人の調査で寝心地に関わっていたのは硬さではなく沈み込みでした
  • 遮光カーテンの1級は、内側にA++〜Cの5段階があり、しかも遮光率ではなく目視で判定されています

だから、この3つは買う前に今あるもので試せます。

買う前に試せること 詳しく
枕を外してバスタオルを重ね、高さを1〜2cmずつ変える 枕が高いと感じた夜
敷いているものの上に1枚重ねて、沈み込みを足す マットレスが硬すぎると感じる夜
カーテンのすき間を、上と横からふさぐ 遮光カーテンの等級

試して変わったなら、その方向で買えばいい。変わらなかったなら、原因はそこではありません。 数万円の判断を、タオル1枚で先に確かめられます。

高いものは、返せるかどうかも見る

数字で決められないものを買うときは、合わなかったときに戻せるかが判断材料になります。

  • お試し期間や返品の条件(何日か、送料はどちらが持つか)
  • 洗えるか、干せるか(買ったあとの維持費)
  • 今の寝具のサイズに合うか

買う前に確かめられることが少ない商品ほど、返せる条件が重要になります。

順番を飛ばしていい場合

寝具の順番より先に、医療機関のほうが早い状態があります。

  • いびきの最中に呼吸が止まっていると指摘された
  • 眠れない日が3週間以上続いている
  • 日中に強い眠気があり、生活や運転に支障が出ている
  • 脚がむずむずして眠れない日が続いている

このどれかに当てはまるなら、医療機関に頼る4つのサインを先に見てください。買い物で解決する問題ではないことが分かるのは、早いほど得です。